バルジテテフ+ガブコケコの詳細【アロラダブル】

 

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そういえばメルマ◯ムサービス終了したし、昔書いた記事ここに貼っときます。

懐かしがりながら読んでください

 

以下コピペ

 

構築経緯

素早さ操作手段としての「おいかぜ」の採用

vgc2017の主なS操作手段として「トリックルーム」、「おいかぜ」、場合によっては「じならし」があげられると思います。これまで自分は長らくポリゴン2の「トリックルーム」を信じて使ってきましたがギガイアスやのろいカビゴンの流行りとそれらの単純な強さに対処法がうまく見つからなかったので一旦「トリックルーム」軸を保留し「おいかぜ」に目をつけました。

「おいかぜ」はターン数が限られている代わりにこちらのポケモンのみ素早さを2倍にするという単純で解りやすい効果があり、「トリックルーム」のように逆利用されることもありません。

しかし今年のような限定ルールでは恒例のようにおいかぜを覚えるポケモンは低耐久が多く追い風を張るだけで倒されるようなポケモンばかりです。おいかぜを張って一気に攻め、3ターン以内に勝てる構築はそうそうないと思います、なのでこのような戦法はあまり好まないのですがバルジーナを使用している知り合いがオフで数人いてその耐久の高さに魅了され追い風を使う決め手になりました。序盤からいきなり追い風を張る必要がなくサイクルにも参加でき、イカサマで安定した攻撃手段が備わっていて、この「イカサマ」は先ほど台頭していると説明したカビゴン、ギガイアスにもとても良い打点になるため使い勝手は良くこれを軸に第13回あいオフグロリア東海予選に向けて構築を始めました。
 
バルジーナ
技:おいかぜ イカサマ ちょうはつ はねやすめ
持ち物:サイコシード
特性:ぼうじん
性格:おだやか
努力値:H196 D116 S196
実数値:210-*-125-*-143-125

非常に高い耐久からこちらのタイミングで追い風を張ることができるこのパーティの出発点。

パーティを考え始めた当初はおいかぜを絡め有利に試合を進めるためにほぼ毎試合選出する「軸」でしたが関東グロリアでは考え方を改め出せる時に出すポケモンとしていました。

これはバルジーナがそこそこ流行り始めていて対策している人も多いと感じたため逆に相手の選出が読みやすく、バルジーナを出さないことでその対策を逆手にとって有利に試合を進められることが関東グロリアでは多くありました。軸ではなくなったので腐りにくさを重視して採用した「バークアウト」の代わりに特定の相手に絶対に勝つための「ちょうはつ」を入れました。Sはミラー意識で高めにしています。

最近ではやることがバレているので不意の「ちょうはつ」で腐ることがあるので注意が必要です。その他に追い風を打った後「イカサマ」を当てたい相手に打てる状況を作ることを意識することが大事です。
 
カプ・テテフ
技:サイコキネシス マジカルシャイン 10まんボルト まもる
持ち物:いのちのたま
特性:サイコメイカー
性格:ひかえめ
努力値:H108 B188 C100 D4 S108
実数値:159-*-119-179-136-129

バルジーナが相手のカプ系に弱いためカプ系全体に引きを取らず追い風下でも活躍が見込めるカプ・テテフを採用。カプ・レヒレもこの枠に入りそうですがカプ・レヒレは火力が足りないため追い風とのシナジーが薄く、火力を出そうとする場合メガネを持たせる必要があるためまもることができません。カプ・テテフは耐久、特攻、素早さ全てのバランスがよく取れているため「いのちのたま」で十分な特攻を確保しつつ耐久に大きく振り初手に安定して出せる駒です。

主な役割は初手に出し「マジカルシャイン」で相手のポケモンを削り後続のガブリアスの「じしん」やカミツルギの攻撃の圏内に落とし込むことです。この構築では超火力の「サイコキネシス」がおまけだったのでこのポケモンの評価がかなり上がりました。

「10まんボルト」はもともと「ちょうはつ」でしたが下のガブリアスの「ほのおのキバ」と合わせてテッカグヤが落とせるのが魅力的だった+バルジーナに「ちょうはつ」を仕込んだので関東グロリアでは「10まんボルト」にしました。

今回Sを落とし耐久に振った型を使いましたが、速いウインディ+αに初手バルジーナ+カプ・テテフのバルジーナを突破されないために臆病最速もありだと感じました。
 
ガブリアス
技:まもる つるぎのまい じしん ほのおのキバ
持ち物:ジメンZ
特性:すながくれ
性格:いじっぱり
努力値:A156 D140 S212
実数値:183-187-115-*-123-149

おいかぜ下のメインアタッカーでだいたい後発に置いておきます。バルジーナ方向に飛んでくる電気技に後出ししたりカプ・テテフが倒れたところから死に出しすることが多いとおもいます。基本的に序盤で削った相手を「じしん」や「じしんZ」で倒し、隙あれば「つるぎのまい」を積んで全抜きも狙います。「ほのおのキバ」はテッカグヤやカミツルギに打ちたい場面が多いと感じた+ここを「いわなだれ」にしてしまうと「じしんZ」を打った後に「ワイドガード」で完封されてしまうため。
 
 
カミツルギ
技:リーフブレード せいなるつるぎ かわらわり スマートホーン
持ち物:こだわりスカーフ
特性:ビーストブースト
性格:しんちょう
努力値:H180 A60 B4 D228 S36
実数値:157-209-152-*-88-134
”慎重スカツルギ”
バルジーナを選出しない際すばやさが中途半端なポケモンが残ってしまうためこのような選出の際に頼れる素早さを持つ「こだわりスカーフ」を持ったカミツルギを採用しました。

このスカーフカミツルギは普通のものとは違い耐久はチョッキ、Sは最速130族抜きという型になっています。

後出し可能+頼れるsを持ち使い勝手は想像以上に良いです。
 
チョッキの耐久を見た相手はスカーフを考慮しづらいのでプレミを誘うこともあるのが強さを加速させている要因でもあります。

スカーフ持ちのミラーやスカガブには100負けますがこれらは最初からスカーフカミツルギで見る気はないので特に問題ないと思い割り切りました。

これはチョッキでも言えることですが、物理ポケモンの役割破壊かえんほうしゃを1回耐える安心感があり、これで拾った試合は山ほどありました。(ギャラ、プテラ、カビゴン等)

副産物としてHに振っているのでB方面もありえんほど硬くなってるのも優秀です。
mvp
 
カプ・コケコ
技:しぜんのいかり ボルトチェンジ 10まんボルト フリーフォール
持ち物:とつげきチョッキ
特性:エレキメイカー
性格:おくびょう
努力値:H236 B20 C52 D100 S100
実数値:175-*-108-122-108-179
 
「とつげきチョッキ」を持ったサポート型のカプ・コケコ。

この構築の穴を色々埋めてくれています。具体的にはバルジーナ構築が苦手とする雨パーティ対策、バルジーナを選出しない際のサポート役を担っています。

「フリーフォール」を使うことで苦手な相手を強引に倒す、「トリックルーム」ターンを消費する、ギミック構築を確実に崩す、ガブリアスの「つるぎのまい」を舞う隙を作るなどトリッキーではありますが様々な使い方ができます。その場その場で使い方が変わってくるので説明が難しいですが試してみる価値のある技ではあると思います。

「ボルトチェンジ」だけでは打点が足りないことが多いので「10まんボルト」も採用し、最後の枠は火力不足を補うために「しぜんのいかり」。相手のポケモンをガブリアスやカミツルギの圏内にちょうどよく入れることのできる優秀な技です。

火力の低さやSの無さが目立つため適当にスタンに入れても活躍は難しいと思いますが一度試してもらいたいポケモンではあります。
mvp#2
 
ウインディ
技:フレアドライブ ワイルドボルト しんそく まもる
持ち物:オボンのみ
特性:いかく
性格:いじっぱり
努力値:H212 A156 B4 D20 S116
実数値:192-165-101-*-103-130
 
威嚇がパーティに欲しい+対キュウコンのために入れましたが特に説明することはないと思います。普通に活躍してくれましたが要検討の枠だと思います。
 
回し方
 
選出:
先発:カプ・テテフ+バルジーナ
後発:ガブリアス+カミツルギ

先発として一番使いました。耐久に多めに振ったカプ・テテフの「マジカルシャイン」を通しながら「おいかぜ」を張るのが一番理想的ですが、「まもる」+「おいかぜ」で慎重に立ち回ることもあります。相手側としてはできるだけバルジーナを落としたい心理が働くと思うのでできれば勇気を出してカプ・テテフを動かしたいです。

初手にシード発動したバルジーナを引くのも躊躇なく行うのも大事です。例えばカプ・コケコなどが明らかにデンキZを打ってきそうな場面であればガブリアスに引きながらカプ・テテフでカプ・コケコにダメージに与えるのも視野です。

追い風中にガブリアスの「じしん」を通し、追い風ターンを消費するための相手の「まもる」に「つるぎのまい」を合わせ制圧を目指します。追い風後でも程よい耐久とSを持つカミツルギで幅を利かせていきます。
 
先発:カプ・コケコ+ガブリアスorカプ・テテフ

バルジーナを出さない場合耐久がとても高いカプ・コケコの「フリーフォール」でサポートしたり「ボルトチェンジ」で回していきます。

「フリーフォール」+「つるぎのまい」、「しぜんのいかり」+「ジメンZ」。「フリーフォール」+「サイコキネシス」でイーブイバトン系やギミック系を完封します。
 
先発:カプ・コケコ+バルジーナ

やむを得ない場面では強引に「フリーフォール」+「おいかぜ」を押せたり、「ボルトチェンジ」+「おいかぜ」で無難に展開いていける並びですがサポートポケモンを2対出すことになるので打点不足には気をつけて立ち回ります。しかしカプ・コケコ、バルジーナともに刺さる相手には「イカサマ」、電気技、「しぜんのいかり」がそれぞれ大ダメージになることもあるのでうまくそれらに合わせることを意識して立ち回ります。
裏は一番パワーのあるガブリアス、カプ・テテフ、カミツルギを選択します。